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第13回登校拒否・不登校問題全国のつどいin京都 [行ってきました(♪あんだんて♪レポート)]

今年1月から実行委員会に出席して準備段階を見てきたが、いよいよ開催日がやってきた。中心になってお世話してくださった事務局の方々は、1年前から毎日のようにメールのやりとりやしょっちゅう会議をもたれ、このつどいの開催にエネルギーを注いでこられたから、この日を迎えて感無量だったことと思う。

 当日、会場に入った瞬間、懐かしいような温かい雰囲気に包まれた。義務や強制ではなく、自分の思いひとつでこのつどいを開催しようとしていて、できる人ができることを自主的にやっていこうという、そんな人の集まりの意欲と支えあう心地よさが感じられた。私は中学の分科会の世話人で入っていたので、他の分科会や講座には行けなかったが、それでも交流会、夜の打ち合わせなど、800人近くのイベントならではの盛り上がりを感じることができた。遠く関東方面からも来られていて、不登校の親の悩みは全国していると実感させられた。このつどいに当事者の子どもも一緒に来て「ひろば」いるという親御さんも何人かおられた。それを聞くだけで、もうだいじょうぶと思える。
 今回、当事者の学生、支援者の学生が何人か参加してくれたので、親の世代と子どもの世代の交流、不登校を経験した学生と経験せずに成人した学生との交流もあり、親子関係のあり方、人の成長に必要な課題についていろいろと考えさせられた。親は子離れが、子どもは親離れが課題で、お互いに関わりあいながらほどよい親子の距離感ができてくるのだろう。必死に悩んでいる親御さんを見ると、真剣に子どものことを心配している姿がまぶしいなと思う。心配しながら、自分を責めながら、子どもの気持ちを理解しようと精一杯努力されている。子どもの不登校は、何十年と培ってきた価値観の転換を迫られることもあるが、それによって親も人間の幅が広がるのだと思う。
 
 子育てや教育する側から言えば、♪あんだんて♪でも「つどい」でも、不登校を経験した人たちを見てきて、これは脅しや命令やゆるやかな強制でない、教育のありかたを模索する試みでもあると思った。具体的には大人は子どもから、医師は患者から、教師は生徒から学ぶことにつながるのだろう。

2日目の講演で、情報社会になってから今の若者や子どもたちが、どんな行きづらい環境にいて、ストレスのたまる人間関係の中にいるかがよくわかった。顔を合わせて同じ空間、時間を過ごし、話を聴いたり、話をしたり。私たち大人が育ってきた対面の触れあいのコミュニケーションがとても必要になってきているのだと思った。どうぞ、♪あんだんて♪で、大人も子どももおしゃべりしましょ!!(フェルマータ)

どこの分科会に行こうかと迷うほどいくつも準備されている。進路、自立の分科会は3ヶ所もあった。参加者は親、教師、学生、経験者。参加者が自己紹介をしながら司会のかたがうまく話題を進めてくださった。学校に行けてない時、学校に行きだした時、学校を卒業後など、同じ話題でも感じかたが違うのが興味深い。経験者の学生さんの言葉には、いつもながら、目から鱗。そうなんや!親は考えれば考えるほどややこしい結果を出してしまうもの。それもまた良しとしよう。(ユキ)

 全国のつどいに速報係りとして参加させていただいた。事前の実行委員会にも2回ほど参加したが、毎回驚くほどの人数(100人越え)の世話人が参加されていて、東北や九州からの参加もあり、その熱気に圧倒された。当日は、さらに人数も増え、2日間の延べ参加者は1000人を越えていた。また、そのうちの1/3近くが世話人だったとも聞いた。それだけ、このつどいに対して、特別な思いを抱いている人が多いのだろうし、だからこそ、こんな大掛かりなイベントが開催できるのだろう。つどいがどういうものなのか、あまりイメージできないまま実行委員の一人として参加した私にとっては、正直戸惑うことも多かった。他の実行委員の方々との、温度差というものも感じざる終えなかった。皆さん本当に楽しそうに生き生きと活動されていて、その中でなんとなく自分が浮いているような気がして、それだけ一生懸命になれる実行委員の方々が羨ましく思えた。実行委員の方々は、互いに互いを思いやりながら、あらゆることに迅速に誠実に対処されていた。中でも、事務局の方は徹夜で、小さなことにも気を配りながら、いつも笑顔で動いておられ、その姿に心打たれた。学生時代の文化祭のノリを思い出して、懐かしい気持ちにもなった。

 速報の仕事は予想以上に大変だった。2日間本部に缶詰だったので、他の参加者と交流する時間もまったくなかったのが少し残念だった。しかし、参加者の感想やレポートを読ませていただいて、つどいがとても実りのあるものだったということが良く伝わってきた。特に、「今まで自立とは自活できるようになることだと考えていましたが、分科会に参加して、好きなことを見つけて生きていけることが自立ではないかと思えるようになった」という感想が印象に残っている。また、2日目の学生さんの感想も印象に残った。「どの親御さんも、一生懸命で、みんな子どものことがかわいくて仕方がないんだなと感じました」と。本当にその通り。かわいいからこそ、悩み、苦しむんですね。
これほど多くの方が、不登校という問題を縁に、出会い支え合う場をつくりだした全国のつどいに参加できたこと、速報係りとして少しでも役に立てたことをとても嬉しく思う。また、大変な大役を引き受けてくださった実行委員事務局の方には、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。(ラスカル)

 「♪あんだんて♪通信の経験を活かして」と実行委員さんから声をかけられ、私とラスカルは「速報」担当として参加した。「速報」はニュースのようなもので、会場の変更などあれこれの連絡事項や、分科会会場から届けられる感想を順次掲載して発行する。毎年のように「速報」を担当されてきたベテランKさんとの共同作業にとまどいながらも「♪あんだんて♪流」で作業していく私たち。ラスカルが頼んでくれたイラストをあちこちにちりばめながら、京都らしい「速報」だね、と声をかけていただく。他にも「プロン・トン・トン2号」に掲載したOさんのイラスト特集もあったりして、読んでくださった方がちょっとほっこりしてくださっていたらいいな。

 本部に届く分科会の感想は、どれも参加者の皆さんの思いがいっぱい詰まっていて、掲載するものを選ぶのも一苦労。私が「つどい」に参加するのは兵庫、大阪、そして京都と3回目だが、こうして本部に籠もりっぱなしというのは初めて。忙しくされている本部の方々に温かい声をかけていただき、人とのつながりのありがたさを実感した2日間でもあったが、分科会などで参加された方の話を聞く事ができなかったのは、ちょっと寂しかったかな。

 この2日間で発行した「速報」は14号(1日目の夜、私たちが帰った後に、Kさんが一人で作ってくれたものもあるが)。この経験を今後の活動に活かしていけたらと思う。実行委員会の皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。
おまけ・・・何よりもうれしかったのは、息子と参加できた事だったりして(^^ゞ(さくら)

 8月9日、10日の2日間、全国のつどいにスタッフとして参加させてもらいました。

 「全国のつどい」に参加すること自体が始めてで、当日まで何をしたらいいのかよく分かりませんでした。しかし、いざ始まってみると楽しかったですね。僕は「ひろば」の担当で、スタッフと言うより、遊んでただけですが・・・。でも、よく考えてみると、全国から集まった子ども達と遊ぶ機会なんてそうそう無いし、良い経験をさせてもらったかなと。ただ、大変は大変で、2日目はエネルギー切れになって、半分ボーっとしていましたが。いろんな意味で目まぐるしくて、大変で、でも充実した2日間でした。(Naoki)




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