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今年もよろしくお願いします。 [事務所の日々]

 2009年事務所開きの日のお当番。早々から所用で遅刻してしまったが、マーガレットがたくさん届いた郵便物の整理をしてくれていた。そういえば去年の事務所開きは引っ越しだったなあ。あれからもう1年だってしまったと月日の流れの速さを感じる。

 午後からはスタッフ会議。大きなテーマは3つ。一つ目は2006年、2008年と開催した、春日井先生をお招きしてのシンポジウムの報告集の件。2005年までは毎年報告集を出していたが、その後はそのままになっていた。どちらのシンポジウムも内容が濃いものなので、何とか形にして当日参加してもらえなかった方にも読んでいただきたい。頑張って3月末には発行できるよう計画を立てた。計画が延ばし延ばしになってしまいがちな♪あんだんて♪だが、今年は心入れ替えて(笑)皆さまにお届けしたいと思う。
 2つ目はたくさんある本の在庫をどうするか。本の売り上げは活動資金になるが、かといって情報が古くなるのでいつまでも置いておくわけにはいかない。出版資金は回収できているので、役立てていただけるところに進呈し、情報を生かしてもらうことにした。3つ目は事務所維持も含めた資金計画。毎月の収支を書き上げて検討する。けっして安心できる状況ではないけれど、活動を充実させることで維持していきたいと思う。
子どもたちが安心して暮らしていけるよう、私たちに何ができるのかを考えながら、今年も一年やっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

さて、相談の電話を聞きながらふと思い出した。
 私は子どもが学校に行けなくなって間もなく、「どうしたらいいのか」と本を読んだり、講演を聴きにいったり、親の会に参加したりした。その中で気持ちを受けとめてもらってとても楽になれた、一人じゃないんだという思いを持てた反面、そこで見聞きする話に縛られたこともあった。「不登校の親はこうあらねばならない」みたいな思いに駆られていたのだろう。その当時の私を「子どもさんのことを受けとめて、すごいと思っていた」なんていう人もいるのだが、今から思えばとんでもない。不安でいっぱいだったのに肩肘張って「大丈夫」って思いこもうとしていたんだろうなあ。
 今、同じような状態に思える親ごさんに出会うと、「もっと肩の力を抜いていいんですよ」、「しんどい時はしんどいって言っていいんですよ」と思うのだが、それを伝えることが意外と難しい。でも同じ想いをしてきたからこそ、何とか伝えていけたらと思う。(さくら)

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