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不登校の思い出 [事務所の日々]

 きょうは、久しぶりにCocoがお当番に入ってくれた。
おかげで、ラスカルと3人で、久しぶりに顔を合わせることができて、
嬉しかった。ただ、近況報告が、五十肩の話とか、体調のことばかりなのだが…。
ゆうスペースは、来てくださる方の場でもあるけれど、
私たちスタッフの癒しの場でもある。

 初めての方がお二人で、なぜか、今回は、小、中、高と、
年齢差がある会になった。それでも気持ちの上での共通点は多いものだ。

 ごく初期の方にとっては、一番葛藤の多い時期だと思うので、足を運んで
くださるだけでも、しんどいことだっただろうと思う。
初期の方には涙はつきもの。こちらも同じ道をたどり、
同じ涙を流してきた身なので、何年たとうが一緒に涙ぐんでしまう。
それでも皆さん、よく耐えて、落ち着いた暮らしをされているので
感心する。今は、相談先も周りを見渡せばいろいろあるけれど、
必ずしも、自分に合う人ばかりでもないし、
お母さんが無理せずに関われるかどうかで選んでもらいたい。
子どもさんの支援先についても、学校ではない別の場所に行くことは、
簡単そうに見えて、ある程度エネルギーがたまっていないと
難しいし、せっかくたまった力をすり減らすことにもなりかねない。
たぶん、学校に五月雨的に登校できる場合も同じことがいえると思う。
やはり、家で好きなことをたくさんするのを見守ってあげてもらいたい。
子どもはじっくり好きなことをできたらその分、力もためているはずだ。

 きょうは、普通の学校生活を送れず、思い出も作れなかったことを
後悔しないだろうかという話も出ていたが、
あとでうちの息子たち(社会人)に聞いたところ、
後悔はしていないし、行けなかったという事実に
後ろめたさもないとのこと。
修学旅行などの行事は行けたら行けたで、よかったかもしれないけれど、
無理をしていたら、弊害はきっとあったと思う、と言っていた。
今を生きている彼らには過去は過去でしかないようだ。                     
(Nami)

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