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進路相談会 [♪あんだんて♪のイベント]

 今年度2度目の進路相談会。お二人の経験者を含め、参加者は6名。フェルマータからこの時期の子どもとの関わり方の話を聞きつつ、お一人お一人のご事情をお伺いした。お話を伺いながらいつも思うのは、母はたくましく、たおやかだということ。子どもが学校に行けなくなって最初は混乱するけれど、しばらくすると、子どもが今どんな状況にあって、何をに必要としているのか、今自分が何をすべきなのかを冷静に考え始める人が多い。その中で♪あんだんて♪を初めとする支援機関につながっていくのだ。
 一方で父親の方は、もちろん母親に協力してともに考えてくれる人も多いのだが、自分自身の価値観にとらわれ、子どもの味方をする母親と険悪な関係になることも多い。母親の方は子どものことで手がいっぱい。夫のことも気がかりだけれど…という状況になってしまう。ただ、父親の方も職場で重責を担う年代になり、かなりしんどい状況にあることも確かで、そんな立場からみると子どものことを「そんな甘えたことをしていては…」という思いに駆られるのはしかたないのかもしれないが…。

 そんな父親も、子どもに寄りそう母親の姿を見て、子どものことを理解してくれるようになることが多い。肩に力を入れて、必死にがんばっている自分をちょっと客観視し、「子どものような生き方もあるんだ」と気づいた父親もいると聞く。子どもの不登校から、親もいろいろ学んで、自分の生き方を考えるきっかけになるのだ。でも、父親の気持ちがそこに行き着くまでの母親の負担はかなり大きい。父親と子どもの間に立って、追い詰められてしまうこともある。本当に大変だと思うが、周囲の協力を得たり、支援機関に関わりながら、気分転換をして何とか乗り切っていただけたらと祈るばかりだ。

 経験者として参加してくださった方から、そんな時期の過ごし方、学校の選び方など、貴重なご意見もいただき、和やかな一時を過ごすことができた。年が明けるとあわただしくなるが、子どもたちが自分に合った進路を見つけてくれたらいいな。
 今年度の進路相談会はこれが最後ですが、今度もゆうスペースやオンリーワンでご相談をお受けします。どうぞご利用ください。(さくら)


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