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柔軟な気持ちで [事務所の日々]

毎月第1水曜にスタッフ会議を持っているが、
11月は祝日にあたるので1週早く開催した。
去年からzoomでも参加できるようにして、
緊急事態宣言の際にはみんながオンラインということもある。
画面越しでも顔を合わせられることはうれしいが、
少しずつ事務所に出てくるスタッフも増えてきた。

会議では今後の予定や通信のことなどを話し合うが、
オンラインで開催するようになってから、近況報告もするようになった。
そしてそれに合わせて、日々感じていることもいろいろ出し合う。

自分たちの子どものこと、家族のこと、新聞や本を読んで感じたこと、
もちろん不登校のことについてもお互いの思いを話し合う。
他の人の話を聴いて「なるほど」と思うこともよくある。
視点が変ったり視野が広がったりして、
自分の思い込みに気がつくことも。

ご相談を受けていると、子どもたちを取りまく環境も
子育ての環境もどんどん変り、
今までにないしんどさも多くなっているなと感じる。
できるだけ柔軟な気持ちで、お話を伺っていきたいと思う。(さくら)

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バリケード [事務所の日々]

緊急事態宣言が明け、人々がいつもの生活に戻りつつあるのに
なかなか動き出さない子どもをみると、うちの子だけどうして?
このままひきこもり?という気持ちでむねがキューと痛くなる。

社会から取り残されてしまうようで、
早く戻さないとますます差が出て戻りたくても戻れなくなるんじゃないか…

いつでも戻れるために、学校に行けないなら
せめて家であの頃のように規則正しく1日を過ごしてほしい。
私が見えるところで、私が安心できるように…

そんな親ごころとはうらはらに、子どもは自分の世界に閉じこもる。
自分の部屋には鍵をかけ、食事も自分勝手。
どうも部屋で夜中ずっとゲームをしているみたい。

***

『子どもは無言のバリケード』

安心できる僕の孤城に攻めてこないで。
(見えない孤城は不安だから親はなんどもノックする)
ノックの度にビクッとするんだ。
また外に連れ出そうとするから。
外に出て欲しいお母さんの気持ちもわかってる。
でも今は出られないんだ。ごめん。

***

ゆうスペースでお話しを聴いたあと思い出した光景は、
子ども部屋のクローゼットスペースに籠っていた長男の姿とパソコンの光。

子どもが社会人になった今だから、
あの時の子どもの声が聞こえるような気がする。
あの時ノックしまくって、こっちこそごめん。(かむな)

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通信印刷と発送とおしゃべり [事務所の日々]

今日はお手伝いに来てくださった会員さんおふたりも加わっていただき通信の印刷と発送業務。
その間に手を動かしながら近況報告。
私は久しぶりの事務所なのですっかり手順を忘れてしまっている。
少しずつ思い出しながら進めてゆく。
スタッフのみんなと話しているうち、
溜まっていた想いをアウトプットできて、気持ちも解れていく。
話を聞いてくれる場所ってあるようでなかなか無い。
コロナ禍の閉塞感のある今だから話したい事、聞きたい事を我慢している方も多いと思うけれど
一人で抱えないで。
もうしんどい。と思ったら助けを求めていいんです。
ほんの少しの休憩で、ちょっと頑張れます。

そんな居場所になればいいなといつも思っていますが、一番助けられてるのはスタッフかも。
まだ暑い歩道を歩きながら、気分はずいぶん軽くなった私でした。

小梅

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コロナの影響による不登校の生活の大きな変化 [事務所の日々]

緊急事態宣言下ではありましたが、手洗い消毒、換気など感染対策に努めながら
ゆうスペースを開催、3名の方が参加してくださり、フェルマータとさくらと三人で
お話をお聞きしました。

私たちの子どもが不登校だった頃にはなかった、考えも及ばなかった話題が二つ。

一つは父親が在宅勤務となり家にいる時間が増えたことにより、
不登校の子どもと家族皆が顔を付き合わせて暮らしていて、
とてもストレスを感じるということ。
私たちの子どもが不登校していた頃は、どちらかというと父は仕事が忙しく
ほとんど家にいることがないというご家庭が多かった。
父親は子どものしんどそうな姿を知らないので不登校への理解が得られないとか、
一日中ダラダラ過ごしている(ように見える)姿を父親は知らないので
ずっと子どもと一緒にいる母親のしんどさを理解してもらえないというお悩みが
多かった。中には、子どもが学校へ行っていないことを父親に隠し通している
というご家庭もあった。
今はこのコロナ下で在宅勤務という全く新しい状況が生まれた。
家族仲が良かったとしても、常に家族の気配が感じられるというのはなかなかの
ストレスだと思う。
たまには一人になりたいと、家族それぞれが感じているかもしれない。

二つ目は
子どもたちのネットを介した人間関係の広がりや交流が当たり前になってきていて、
さらにそれが低年齢化しているということ。
そこでは同世代だけでなく異年齢や異性の人とも交流できるし、
ゲームやカラオケを楽しみ、共通の趣味で話が盛り上がる。
直接会って遊ぶこともあるし、楽しい話題だけでなく、進路や生き方についても
語り合ったりもする。ゲームの塾まであるというお話もお聞きした。
仕事も勉強もネットで行われる時代、親世代も単純にスマホやゲームの時間制限を
するとか、「困ったもんです」と眉をひそめたりしているだけではすまされない。
その使い方を子どもとともに学び、その利便性と危険性を体験すること、
また専門的すぎて手に負えないというときにはその道の専門家やプロに
相談するとか託すとか、そういう対応も必要になってきていると感じた。

コロナの影響により、不登校の生活にも大きな変化が起きていると、
実感した今日のゆうスペースでした。(ラスカル)



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やっぱりしゃべりたい [事務所の日々]

11:00 事務所到着。さくらと会った途端におしゃべりスタート。
まずはお互いの健康確認。これは年齢的に必須項目。
続いて、家族の近況報告。
離れて暮らしている息子たちはコロナ禍で無事に働いているか。
そこからは数珠つなぎでおしゃべりが止まらない。
オリンピック観た競技、最近読んだ本や映画…
セカンドライフの話では、二人ともあるブロガーの暮らし方に
憧れていることがわかって、なんかうれしくなる。

12:15 ごはん食べなあかん時間や、ということで腹ごしらえ

13:00 ゆうスペースにお2人お迎えする。
「しゃべりに来たんです!」と言ってくださる会員さんと、
「今、子どもがこんな状態になってしまっていて、どうしていいか不安で…」
と初めてのお母さん。
フェルマータも途中から入ってきてくれ、スタッフ3人も一緒になって、
「ウチもあーだった、こーだった。その状況同じ!」なんて2時間しゃべりっぱなし。

16:00 事務所を出る。家に帰るといつもの日常。でも少し体が軽くなった気がする。
胸に溜まっていたおしゃべり玉を吐き出してきたからかな。

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私たちも支えられている [事務所の日々]

連日の猛暑、突然の雷雨。
社会の状況とそこに暮らす私たちの気持ちを表わすような、不安定なお天気が続く。
朝から人身事故があり、あわてていつもとは違うルートで事務所へ向かと、
思ったより早く着いた。遠回りと思っていたけれど意外と近い。新発見だった。

ゆうスペースはマーガレットとお当番。
お話を聴きながら、かつての自分を思い出す。
よかれと思ってやったことでかえって子どもに負担をかけたり、
傷つけることを言ったり、反省することがいっぱいで、心苦しくなる。
でも今しんどい思いをされている方が、
子どもさんのことを思い精一杯のことをされている姿を見て、
素直に「頑張ったはるな」「すごいな」と思う。
そう思うと、かつての自分がいとおしくなって、
「頑張ってたやん」「すごいやん」と声をかけたくなる。
来てくださる方は「ゆうスペースに支えられている」と言ってくださるが、
私たちも支えられているなあとただただ感謝。

「しんどいなあと思っているときに通信が届いて、ちょっと気持ちが楽になった」
とおっしゃってくださる方も。この言葉も本当にうれしい。
ゆうスペースに足を運んでいただけない方も、通信を読んでくださることで
ホッと一息ついていただければ何よりだ。

心落ち着かない日々が続くが、ゆうスペースや通信を通して、
「私自身が支えられているな」と思う一日だった。(さくら)
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久しぶりのゆうスペース [事務所の日々]

緊急事態宣言が出て、ゆうスペースもイベントも中止となり、
火が消えたようになっていた♪あんだんて♪事務所でしたが、
本日は久しぶりにゆうスペースを開催することができました。

おなじみの方がお二人来てくださいました。
お会いしていなかったこの数ヶ月、それぞれのご家庭で様々な心配事があり、
不安や焦りが募る日々を送られていたようでした。
私たちは具体的には何もできませんが、ゆうスペースというこの場で、
この間の子どもの様子を振り返り、負の感情も吐き出して、
こんがらがった頭の中をすこし整理してくださったのではないでしょうか。

午後からは、古株のスタッフ三人でたわいのないおしゃべり。
こんな時間がまた戻りつつあることをとても嬉しく思いました。
(ラスカル)
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ふっと気持ちが楽になるとき [事務所の日々]

ゆうスペースに3名参加いただく。
お当番は金曜日が久しぶりの、マーガレットと私。
私たち2人とは初対面の参加者さんがいらっしゃり、
最初はちょっと緊張されていたけれど
参加者さん同士は以前同席されたことがあるようで、
しばらくすると緊張もほぐれた様子。この雰囲気がいいなと思う。

子どもが不登校になると、「このままで大丈夫かな?」
「何かできることがあるのでは?」「好きにさせていていいのかな?」
戸惑いながら、不安な気持ちでいっぱいになる。
できたら学校に行かせたいし、勉強もしてほしいし、
朝はきちんと起きて、みんなが学校にいる間はゲームはしないでほしい。
そんなこんなで、子どものことを縛ってしまい
子どもがどんどんしんどくなる。
そんな子どもを見て、親もしんどくなる。
私たちもそうだったなあ。

でもふとした瞬間に「しゃあないか」
「もう好きなようにしたらええやん」と思える瞬間が来る。
いろんなしがらみから逃れて、肩の力が抜けて、
ふと気持ちが楽になる。
すると本当に不思議なことに、子どもの表情も明るくなってくる。
「親が元気になったら、子どもも元気になる」ってホントなんだなあ。

もちろん、そういう気持ちになるまでには、
周囲の理解が得られたり、親が支えられたりすることが必要だし、
気持ちは上がったり下がったりで大きく揺れるけれど、
なんとなく「腹が据わる」って感じになると、親も子も楽になる。

自分たちのときのことを振り返り、反省もしつつ(笑)
みなさんのお話を聞くと、私たちも心が温かくなってくる。
ゆうスペースは私たちの活動の支えだな、と思う。

明後日、25日に3度目の緊急事態宣言が発出される。
私たちの活動は不要不急ではないと思ってはいるけれど、
状況を考えると、活動の自粛も考えざるを得ない。
5月30日開催予定の『不登校の子どもの進路を考える会』も
アスニー山科を使用する関係で、宣言が解除にならなければできない。
ゆうスペースも参加者さん、スタッフ双方のことを思うと
状況に応じて形を変える必要もあるのかな。
悶々としながら、準備を進める。無事に開催できますように。(さくら)


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話せる場所って大切 [事務所の日々]

久しぶりのお当番。
今日は通信の印刷と発送。
事務所ではゆうスペース。

ゆうスペースには3人の参加者さん、何度か来てくださっている方で、私は久しぶりに入らせてもらったのですが、初めてこられた時の不安な表情はなくなり安定してらっしゃるように見えた。
私もまだ会員だったころ毎回参加させてもらっていたので、又聞いてもらえると思ったら、
その間は頑張れそうな気がしていつも元気をもらっていた事を思起していた。

「話す」という作業はとても大事。
安心して話せる場所はそうそう見つかるものではないので、安心して話せる場所であるか?
スタッフ間でも議題に上る。

午後からは印刷してきてくれた通信の発送作業。
ほっと一息ついてスタッフ間のおしゃべりタイム。
マスク着用、距離をとりながらでも、話せる場があってよかった。

帰りにホンブロックの団士郎さんの「2020木陰の物語」記憶の収めどころを頂いて、
帰宅してさっそく読ませていただくと、心があったかく、うんうん!と頷きながらの100ページほどの漫画の物語。手に取ってみてほしいな。。と思った。

小梅






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ホッとしていただける場になれば [事務所の日々]

久しぶりにNamiとのお当番。
やらなければならない事務作業はたくさんあるけれど、
聴いてほしいこともたくさんある。
最大限手を動かしながら、心にたまったものを棚卸。
なにげない会話の中にもたくさんの気づきがあって、
「♪あんだんて♪があってよかった」とつくづく思う。

午後からはゆうスペース。
子どもさんが学校に行けなくなって、まだそれほど時間がたっていない親御さんと
思えばもう数年、子どもさんとの日々を暮らしてきた親御さん。

子どもが学校に行けなくなって親子の距離が近くなる。
仕事や何か自分がやりたいこと、それに没頭する時間があればいいけれど
学校に行けない子どもを家に残して何かをやることを後ろめたく思ったり、
近年の状況の中、在宅勤務になったりでしんどさに拍車がかかる。
父親に理解がなかったり、あまり協力的でなければ、母親の負担はさらに大きくなる。

追い詰められた気持ちを、ちょっと開放できる時間が持てたり
安心して愚痴を言える場があれば、その愚痴に共感してもらえれば
ほんの少しだけれど気持ちは楽になる。

「こんなこと、うちの子だけやろか」と案じていたことも
「うちの子も同じ。そんな子は結構いっぱいいるよ」という言葉に救われる。
参加者さん同士で話を聴き合ってくださり、私たちはただその場にいるだけ。
でも、参加してくださった方にとって、本当に大切な時間だろうとも思う。

終わった頃に、参加された方の表情が柔らかくなっていたり笑顔が見えると
ゆうスペースをやっていてよかったなと思う。
私たちにできることは限られているけれど、
来てくださった方が「ホッとしてくださる」、
そんな場を大切にしていきたい。(さくら)
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